涼平(メガマソ):
「ぺこぺこぺこりんわーるどへようこそ♪」

ドラムを入れないことにこだわりとかはなくて。常に探してます。

――:過去に、ドラムの方が脱退されて、それからずっと3人で活動されていますが、新しくドラムの方が加入されたりはしないのですか?

涼:いやー、入れたいです。ずーっと、いろいろなドラマーをしっくりくるか試していて。で、実は今やってもらっているサポートの子は、僕的にはしっくりきてるんですよ。その子はもともとメガマソのファンで、実は元ドラマーの優太くんの弟子というか、優太にも教わっている子なんで。だから、そういう僕らのスピリットってのをちゃんと持ってくれてるし、理解してくれてる子なんで。僕的には結構、勝手に候補かなと。もちろん、メンバーの意見とか、あと、本人の意見も聞かないとわかんないんだけど。ドラムを入れないことにこだわりとかはなくて。常に探してます。ただ、結構レコーディングに上手いドラムの方を毎回使っているので、テクニック的に難しい曲が多くてですね。今のその、サポートの信也くんっていうんですけど、信也もなかなか、苦労してますね。

――:曲もそうですが、歌詞も結構……、句読点じゃないところで切れるというか、息継ぎの場所が難しいじゃないですか。キーも高いし。カラオケでも、いつも上手く歌えなくて(笑)。

涼:あー、僕も歌えないんで大丈夫(笑)。インザーギのキーが女の子に近いキーなんですね。普通の人よりも3音くらい高くて。なので、今はもう仮歌入れるの諦めて、ミクとかで入れるか、下のキーで歌って上げてます。言葉切るところも、僕が意識してなかったんですよ。皆から言われて気付いたぐらいで。歌詞書くことに、そんなにこだわりとか力を入れてないので。その結果だと思います。ちょうどこの前、インザーギが舞台に出てて、ちょっと歌もある舞台だったんですけど、歌いやすそうだなって。アハハハハ(笑)。

ほんとに僕、単純に中身は男なんですよ。

――ファッションについてなんですけど、そういう女形スタイルは、もともと、スタイリストの方に勧められたのがきっかけなんですよね。抵抗はありませんでしたか?

涼:もともとは雛罠という、彩冷えるのさらに前のバンドのときなんですけど。スタイリストさんというか、ヘアメイクさんですね、そのときの。バンド始めて2回目のライブまでは、衣装とかも普通で。白シャツに黒いパンツみたいな。なんか、お金ないビジュアル系バンドマンが最初にやる格好みたいな。抵抗はなかったですね。なんでだろ(笑)。「もう良いんじゃない?」って言われて、すぐに古着屋に走って、スカートとか可愛いTシャツを買って、エクステとか付けて。一気にガラっと変わりましたね。でも、そっからお客さんも急に増えたんで、あー、こっちの形かなみたいな。デコラっていうファッションが流行っていて、そういう感じでしたね。BETTY’S BLUEみたいな、ちょっとかわいい女の子のファッションみたいな。その格好にそこまでこだわりはなかったけど、ただ、1個言えば僕、中3のときにSHAZNAショックを受けてるんで。そのときの僕にとっては、SHAZNAってのはアイドルだったので。アイドルとして聴いてたんで、だからそれで、抵抗はなくなってますね。

――:では、女性ファッションのどういう部分を好まれますか?

涼:未だに私服でも、自分の身体がそんなおっきくないってのもあって、女性のやつもミックスして着るんですけれども、やっぱりかわいいってのはすごい僕にとってもでかくて。かわいい要素を入れたいというか、どんなファッションでも、女の子の服じゃないと入ってないものってあるじゃないですか。それは、ポイントとしてはすごい、大事というか。 今回の新衣装とかも、普通にカジュアルな女の子のファッションにしてるんですけれども、メイクのピンポイントがあったりだとか、洋服のディティールに、女の子のロリータのディティールを入れてもらってる。そういうのは絶対ありますね。シルエット的な意味とか。今回もそういう意味で言うと、女の子のワンピースみたいなシルエットにしてもらってるんですよ。それも、衣装さんとすごい打ち合わせをして、そうするとなんか、男の子のファッションも女の子が着てるみたいな、不思議な衣装になるというか。

――:ロリータと言えば、以前、「KAWAII PATEEN」のメイク動画を拝見させていただいたのですが、セルフメイクはされますか?

涼:えーっと、やるときもあります。ただ、やっぱり、クオリティは悪くて。ライブのときとは、やっぱり違いますね。ほんとに、セルフでやるのはファンデーションと、シャドウとかアイラインぐらいまでで、髪型込みで考えるとヘアメイクさんになるのと、あと、あの動画見てもわかると思うんですが、専属のヘアメイクさんは顔もわかってくれてるし。一番引き出してくれてるというか。海外の人とかの反応見ても、思ったより最初の形としては男性の顔だねみたいな。でも、そっからこうなるのって、ヘアメイクの妙というか。僕もあの動画、自分で見返してみて思ったんですけど、いつもはほら、だいたい目瞑ってやられてることが多いので。そうか、ノーズシャドウとかこういうちょっとしたナチュラルな入れ方も、女性らしさを作るのに大事かなと。

――:私は逆に、かっこいいものとか、男性ファッションが好きなんですが、そういう服を着ることによって、自分にないものを埋めるのかなと……。

涼:それは確かにあると思いますけどね。僕、すごい言われるのが、会ってみて話をすると印象が違ったというか。内面は男の人なので。ライブのときもそういうキャラを作らないので、そういうのも込みで、意外と埋めてる可能性はありますね。うん、ほんとに僕、単純に中身は男なんですよ。こういう格好が似合ったのも、僕の母親がすごい丸顔で。だから、自分もその丸顔の遺伝子なんですよ。そこだけだと思ってるので。それ以外の部分は、ほんと女性っぽい部分が少なくてですね。だから、確かに埋めようとしてる部分はあるかもしれないです。ライブのときに。普段はほんと、男性ファッションが多くてですね。女の子の服も取り入れてるんですが、あんまりそう見えないようにというか。だから、ポイントとしては普段とのギャップもあるかなってかんじですね。

――:では、ONのときとOFFのときで、切り替えは重視されてますか?

涼:キャラとかの切り替えはないけれど、ファッションの切り替えはあるし。単純に僕、ファッションがすごい好きなんですね。だから今、趣味の流れでああいう格好してるってのもあると思うんです。ほんとに、始めて3~4年ぐらいのときは、Candy StripperとかHYSTERIC GLAMOURとかすごい好きで。今も着るんですけど、あの、すごい派手な色のファッションが好きだったし。でもほら、ファッションって結構、2~3年ごとに周期とかないですか?あの頃はこれが好きで、今はこっちがとか、またこっちがみたいな。その周期の流れの中で、今はそのファッションってのが、すごい好きなのかなと思ってます。

――:女性ファッションをしていて、困ったことはありませんか?

涼:いや、ない。困ったこととか一切ないですね。ほんとに僕はある意味、ステージの上だけだし。普段着で女の子のファッションを取り入れる時も、まあ、女性っぽく見られたり、そういうふうに勘違いされることがあっても、困ったことはないですね。例えば僕、普段着でスカート履くことはないんで。女の子のパーカーとか着たり、そういうのはするんですけど。ただ、この前、ツアー中に広島のサービスエリアで止まって、車を降りたんですよ。そしたら、バンギャの女の子と男の子のカップルがいたのかな。自分で気付かなかったんですけど。僕がトイレ入って、そのあと、インザーギがトイレ行こうとしたらそのカップルが二人で来て、女の子の方が、「なんか涼平、男子トイレ入ったんだけど、ウケる(笑)。」みたいな。それをあとで聞いて、逆にウケましたけどね(笑)。いや、女子トイレ入ったほうがもっとウケるというか…、そりゃもう…ねえ(苦笑)。捕まっちゃうだろって(両手首を合わせて、手錠をかけられるポーズ)。そうそう、そんぐらいかな。

――:アハハ(笑)。ライブとかインストのとき、涼平さんの立つ上手には男性ファンも多く見られますが、男性に好きになってもらうのもアリですか?

涼:そういうのもあるけれど、メガマソの男性ファンって、意外とそういう目で見てる人は少なくて。ライブに何度も来てくれるようなコアな男性ファンって、僕のキャラも知ってるじゃないですか。だからたぶん、意外と、ギターとか歌詞とか曲の世界観がほんとに好きな人が多いかなってのが、僕の印象ですね。

――:では、ゴールデンボンバーの歌広場淳さんのような人がいると、嬉しかったり?

涼:嬉しいね。彼とかもほんとに、歌詞の研究とかもしてくれてるし。もちろん、見た目もそうだけど、曲とかそういう世界とかが好きだって言ってくれる友達というか後輩が、アーティストさんでも多いので。それはありがたいなと思います。

――:女形スタイルは、この先もずっと続けられますか?

涼:そうですね。例えばすごい最近でいうと、「まんげつのよるにぬけだして」のアー写とかを見てもらうと、そういうスタイルではないんだけれども、それも別に、曲に合わせてなのかなっていう。でも、やめることはたぶんないですよ。似合う限りは。似合わなくなったり、ほんとに突然、自分の中で何か方向性として、メガマソでやっぱり今はこれじゃなくてこれだなってなったら、そうじゃなくなる可能性もあるかもしれないけど。今のところ、その可能性は低いかなと。極端なこと言うと、そういう女の格好しないんだったら、また別の活動しても良いのかなていうぐらいのレベルなので。

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